- 福岡のマンション売買専門店 TOP
- トピックス
- お役立ちコンテンツ
- 中古マンションを購入するために必要な情報。実際に購入する際のポイントまで解説します。
中古マンションを購入するために必要な情報。実際に購入する際のポイントまで解説します。
2021.04.30不動産の購入はとても大きな買い物となります。中古マンションを購入しようと考えた場合、どのような点に注意をして、選べばよいのでしょうか。納得のゆく物件を購入するために知っておきたいチェックポイントについてご紹介いたします。
中古マンションは何歳で買ってるの?またどれくらいの年収が必要??
中古マンションを購入しているのは、どのような年齢の方が多いのでしょうか。まずは、実際に購入をした方々に調査をした結果を参考に、購入をした時の平均の年齢や、平均の世帯年収等を知っておきましょう。
中古マンションを購入する平均年齢は?
「平成29年住宅市場動向調査報告書」という、国が行った調査を見てみると、中古のマンションをはじめて購入した方の、平均の年齢は44.2歳となっています。
年齢層別のグラフによると、中古マンションの場合は40代がもっとも多い世代となっていて、32.5パーセント、次に多い世代が30代で、30.7パーセントとなっています。
また、住宅金融支援機構が行った調査によると、中古マンションを購入した世代で一番多いのが30代で36.5パーセント、次に多い世代は、40代の31.3パーセントとなっていることから、中古マンションを購入する世代は、30代から40代が多いと言えます。
中古マンションを購入している家庭の平均年収って?
平成30年に行われた、国土交通省住宅局の「住宅市場動向調査報告書」によると、はじめて中古マンションを購入した世帯で最も多いのは、400~600万円で、次に多いのは600~800万円で、平均年収は715万円となっています。このうち、初めて中古マンションを購入した世帯の平均年収は672万円です。
この数字は「世帯年収」ですので、共働き夫婦や親子など、世帯構成員それぞれの収入を合計した金額です。
中古マンションを購入するメリットとデメリットってあるの?
中古マンションを購入する場合には、どのようなメリット・デメリットが考えられるでしょうか。それぞれのケースを元に、具体的にみていきましょう。
中古マンションを購入するメリットって?
中古マンションを購入するメリットのうち、以下の3点について、詳しく説明いたします。
老後に家賃を払う必要がなくなる
中古マンションを購入することで、リタイア後の住まいとして確保できるというメリットがあります。
仕事を持っていないシニア層は、賃貸物件の入居を断られるケースが問題になっています。借りることができても収入が不安定ですと、月々の賃料も負担になってきます。マンションを所有してローンを完済していれば、家賃を払う必要がなく、また、終の棲家として安心して暮らすことができます。
生命保険などの保険替わりになる
マンションを購入する際に、住宅ローンを組む場合、 団体信用生命保険という生命保険へ加入することが必要となります。そのため、万一の時の生命保険の代わりとして利用することができるのです。
資産として残すことができる
マンションを購入すると、自分の「資産」ができることもメリットです。賃貸の場合は、どれだけ長い間家賃を払っても自分のものとはなりませんが、マンションの場合、ローンを払い終えれば自分の資産となり、残すことができるのです。
中古マンションを購入するデメリットって?
中古マンションを購入するには、メリットがある一方、デメリットもあります。以下の3つの点について具体的にご説明いたします。
単身者向けは売却しにくい
単身者向けのマンションを購入したものの、さまざまな事情で手放すことになり、売却の検討をしても、単身者向けのマンションは需要が少ないため、売却しづらいというデメリットが考えられます。
一度購入すると引っ越しにくい
賃貸であれば、好きな場所や物件に住み替えることは自由にできますが、自分所有のマンションとなると、気軽には引っ越しできなくなるのがデメリットと言えます。
今後、生活様式が変わる可能性がある
現在のライフスタイルが将来も続くことを考えて、ずっと住み続けるつもりで購入をしたとしても、結婚や転職、転勤などのライフスタイルの変化などによって、住み続けることができなくなる可能性があることも、デメリットのひとつです。
中古マンションを購入する時のチェックポイント
中古マンションを購入するために、物件の検討を行う際、注意しておくポイントにはどのようなことがあるのでしょうか。4つのポイントについてご説明いたします。
災害リスクを考える
マンションを購入するにあたり、災害リスクを考慮しておくことはとても重要です。特に以下の2点については事前に調べておきましょう。
耐震基準
中古マンションの場合、購入しようと検討している物件がどの時代の耐震基準のものか、必ず事前に確認しておきましょう。1981年5月31日より以前に新築の工事に着手した建物である場合は、旧耐震基準となり、耐震工事に大きな費用がかかる可能性もあります。
洪水や津波などの水害リスク
購入をしようとしている物件のエリアでは、どのような災害が発生する可能性があるか、事前に調べておきましょう。ほとんどの自治体では「ハザードマップ」が作られていますので、災害の種類や、災害が発生したときのリスクを把握することができます。
資金計画に注意する
マンションを購入することになったら、資金面での注意も必要です。大きな買い物となりますので、事前に綿密な資金計画を立てておくことが大切です。
資金の現状を把握する
最初に、世帯にはどのくらい資金があるのか、現状をしっかりと把握しておきましょう。現時点での貯金額、所得の合計に加えて、今後どのくらい収入が上がる予定なのか等、また、教育費等の大きな出費も計算しておきましょう。
初期費用ってどれくらい必要?
マンションを購入するとなると、どうしても、もっとも金額が大きな物件価格だけに目がいってしまいますが、実際には、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。頭金や、ローンを組むための事務手続きの費用や仲介手数料などの費用も事前に把握しておきましょう。
ローンの加入のタイミングに気を付ける
住宅ローンを申し込むと、金融機関の審査が行われます。その際、勤続年数が判断材料のひとつとなります。転職をしたばかりで勤続年数が短いと、支払い能力が低いとみなされ、不承認の場合や金利が高くなる等といった承認条件が悪くなる場合があります。転職を考えている方は、転職前に組むなど、タイミングにも気を付けることが必要です。
物件の市場価値を理解する
中古マンションの購入を検討する場合、物件の市場価値を知っておくことも大切です。マンションの価格はどのような要素から決められるのかを把握することで、適正価格が分かるようになります。
市場性
マンションは築年数とともに徐々に価格が下がっていきます。しかし、物件の立地や内容によっては、年数がたっても価格がほとんど下がらないケースもあります。どのようなマンションに需要があるのか、過去の取引状況を抑えておくのも大切です。
費用面
中古マンションには、毎年の固定資産税・都市計画税に加え、月々必要となる管理費、そして修繕積立費が発生します。耐震工事などで、多額の修繕費用など、かかるコストによっても資産価値が左右されます。
収益性
特に投資用マンションの場合、収益をどのくらい得ることができるか、と言う利回りが大切な要素となります。購入を検討しているエリアの物件にある、同じような物件の価格を参考に、どのくらい収益性があるのかも知っておきましょう。
住環境と管理体制に注意する
マンションでは、複数の世帯が同じ建物内で居住をします。そのため、暮らしやすい環境かどうか調べておくことや、マンションの管理状態をチェックしておくことが大切です。具体的な注意点をご紹介いたします。
駐車場やゴミ置き場が清潔か
マンションに内見に行った時には、住戸だけではなく共用部分にも目を向けましょう。駐車場やゴミ置き場などは、どのように管理されているかチェックしやすい部分です。ゴミ出しの状況や、清掃が行き届いているか、整然としていてゴミなどが放置されていないか等に注意して見てみましょう。
どんな住人が住んでいるか
マンション内にはどのような住民層が住んでいるかのチェックも必要です。独身世帯が多いのか、それともファミリー層が多いのか、不動産会社などに問い合わせておきましょう。
治安は良いか
治安面も抑えておきたいポイントです。自治体や警察による犯罪情報や、交通事故発生マップがあれば確認をしておきましょう。マンションの防犯カメラの設置状況やセキュリティ面も調べておくことも大切です。
子供がいる場合、学校のエリアはどこか
ファミリー層の場合には、マンションがどの通学圏に属しているかも、選択のポイントとなります。評判が良い学校の校区内であれば、マンションを売却する時にアピールポイントとなります。
駅やコンビニなどのアクセスはよいか
もっとも近い駅からのアクセスは良いかどうか、近隣に買い物ができる店舗や施設が充実しているかどうか、生活環境についてもチェックをしておきましょう。 数字上では「徒歩〇分」だと分かっていても、実際に、駅からマンションまで歩いてみると、実は急坂があったり、夜は道が暗い、人が少ない等の思わぬ問題点が出てくることもありますので、自分の目で確かめてみることがおすすめです。
まとめ
中古マンション購入の際には、あらかじめ入念な下調べを行い、準備をしておくことが大切です。購入後に後悔しないために、チェックポイントをしっかり抑えて、自分にぴったりと言える、納得のゆく物件を見つけましょう。
最後までお読みいただき有難うございました。