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マンションのローンが払えなくなったらどうしたら良いの?
2020.10.18マンションをローンで購入する人は多いですが、マンションのローンは長期的に返済するケースが多く、完済する前に何らかの理由で返済が難しくなる場合もあるかもしれません。 それでは、マンションのローンが払えなくなったらどうしたら良いのでしょうか。今回はマンションのローンが払えなくなった場合の対応について紹介していきます。
マンションのローンが払えなくなる人は意外と多い?
マンションのローンの返済ができなくなるのはごくわずかの人というイメージを持つ人も多いかもしれません。しかし、個人が利用するローンの中ではマンションを含む住宅ローンがもっとも高額で返済期間も長くなります。
ローンを組んだ時点では返済できる見込みがあっても、返済している途中でローンの支払いができなくなる可能性は十分にあります。マンションのローンが払えなくなる人は意外と多く、お金を貸す金融機関もそれを見通して貸しています。
マンションのローンが払えなくなってしまう主な理由
マンションのローンが払えなくなる理由は人によってさまざまですが、特に多いのが以下の3つの理由になります。それでは、マンションのローンが払えなくなる理由を見ていきましょう。
進学などに伴った教育費の増加のため
マンションをローンで組む人の中には、家族を持って子供が生まれたのをきっかけにマンションを買う人も多いです。 マンションのローンを組んだ当初は子供も小さいのでお金はあまりかかりませんが、成長に伴って教育費が増加します。進学などに伴った教育費の増加によってマンションのローンが払えなくなる人は意外と多いです。
失業などによる減収のため
マンションのローンを組むときは、そのときの収入に合わせて組むのが一般的です。 マンションの返済をしている途中で失業や転職によって収入が減ってしまい、これまでと同じローンの返済ができなくなるケースもあります。収入が減ってもローンは減らないのでローン返済の負担は必然的に増えます。
病気や介護などによる家族構成の変化のため
ライフスタイルの変化によってマンションのローンが払えなくなるケースもありますが、その理由として多いのが病気や介護などによる家族構成の変化です。 家族構成が変化して出費が増えてしまう場合や失業による減収によってローンが払えなくなります。
マンションのローンが払えなくなるとどうなってしまう?
マンションのローンが払えなくなるとどうなってしまうのでしょうか。基本的に住み替えの検討をする必要がありますが、放っておくと強制解約や強制退去になる可能性もあります。それでは詳しく見ていきましょう。
住み替えの検討を行う必要がある
マンションのローンが払えなくなってしまった場合に、ローンの金額が大きい場合はマンションを売却して住み替えをする方法もあります。
マンションを売却して得たお金でローンの完済ができなかった場合、残りのローンは引き続き返済が必要になるので注意してください。
強制解約・強制退去になる可能性がある
マンションのローンを滞納している状態で住み続けていると強制退去・強制解約になる可能性があるので注意が必要です。
通常はいきなり強制退去・強制解約になるのではなく、事前にローン会社から連絡が来ます。それでも対応せずに放っておくと退去や解約になります。
マンションのローンが払えなくなった場合の一般的な段階
マンションのローンが払えなくなっても、すぐに立ち退きが必要なわけではありません。返済が滞っている期間に応じて次のようなステップを踏むのが一般的です。
滞納3ヵ月以内の場合
返済が滞っている期間が3ヵ月以内の場合は、金融機関から催促の連絡が来て返済を求められます。
この段階で金融機関に相談しておけば、返済期間や金額などの見直しをしてもらえる場合があります。少しでも返済する意思があるなら、その旨をきちんと伝えておきましょう。
滞納3ヵ月以上の場合
滞納が3ヵ月を超えてしまうと、金融機関から任意売却を求められるケースが多いです。
3ヵ月以上も返済していない状態だと手元に現金がない場合が多く、すでにローンの返済が不能になっている場合が多くあります。
この段階から任意売却しやすく、売ったお金をローンの返済に充てることができます。
滞納が半年以上の場合
マンションのローンの滞納が半年以上になってしまうと、返済能力無しと見なされてしまい住宅ローンの担保にしていた不動産は差し押さえられます。
差し押さえられてしまうと、競売にかけられて通常よりも低い金額で売却されてしまいます。売却するなら競売になる前に任意売却する方が高値で売れる可能性があるのでおすすめです。
マンションのローンが払えなくなる前に
マンションのローンが払えなくなって売却する前にできることや見直す点もあります。マンションのローンが払えなくなる前の対策や行動について見ていきましょう。
返済計画と収支のバランスを期間ごとに見直すことが大事
マンションのローンの支払いが少し難しいと感じる場合は、返済計画と収支のバランスを期間ごとに見直すようにしましょう。
この段階であれば金融機関に相談して返済額の見直しをしてもらえる場合や、収支のバランスを見直してローン返済にゆとりがもてるかもしれません。
身の丈にあった生活を心がける
マンションのローンが払えなくなるのは、身の丈にあった生活をしていないことも理由としてあります。
病気やケガなどによって収入が減るケースもあるので、最低でも3ヵ月間以上のローンは返済できるだけの貯金もしておきましょう。マンションのローン返済は長期的になるので計画をきちんと立てることが大事です。
万一マンションのローンが滞り始めたら…
もしマンションのローンが滞り始めたら、ローンの返済をするための工面やマンションの売却を検討する必要が出てきます。放置するのではなく、何事も早めの対応が必要です。
生活スタイルを考え直し支出を絞る
マンションのローンが滞り始めたら、生活スタイルを見直して支出を絞ることも大事です。
たとえば、スマホを格安スマホに変える、お小遣いを減らす、食費を減らすなど、減らせる支出はあるはずです。節約を心がけてローン返済に必要な資金を工面しましょう。
また、収支の管理をするためにも家計簿はつけておくことをおすすめします。面倒でも1回1回の収支を記録しておけば、どんなところに無駄があるのか把握できます。
競売と任意売却どちらが良いか検討を
ローン返済が滞って放置していると競売になりますが、任意売却に比べると売却価格がかなり少なくなってしまいます。
そのため、マンションのローン返済が難しくなった時点で任意売却の検討をおすすめします。
そもそも任意売却はいつから行える? そのメリットとは…
任意売却の開始時は住宅ローンを滞納してから約3ヵ月目になります。
競売でマンションを売却する場合は売却額の配分方法や売却方法が決まっていますが、任意売却は自由に決められるメリットがあります。
任意売却に取りかかるタイミングは早ければ早いほど希望の金額で売りやすくなります。もちろん、マンションのローン返済が滞ってなくても将来的に返せそうにないと感じる場合は早めに売却準備を進めるのもよいでしょう。
全任協に相談を
全任協は、住宅ローン返済困窮者や今後滞納する可能性を持つ人の救済や利益保護を目的としている非営利団体です。
ローン破綻によるマイホームの強制的な売却を防ぐために住宅ローン返済条件変更や、売却しないといけない場合でも任意売却でローン返済困窮者を救済します。マンションのローン返済が難しくなった場合は、全任協に相談をしてみましょう。
まとめ
マンションのローンが支払えなくなった場合や払えなくなりそうな場合は、最初にローンを組んでいる金融機関に相談しましょう。また、全任協にも相談してどのような対応をしたらいいのか聞いてみるのもおすすめです。
マンション売却が遅れてしまうと競売にかけられてしまい、本来よりも安い金額でマンションを手放すことになるので注意しましょう。また、普段からマンションのローン返済が滞らないようにライフスタイルや収支の見直しをすることも大切です。
最後までお読みいただき有難うございました。