福岡市東区のマンション事情～市場動向～|福岡のマンション売却・買取ならリーガル不動産販売

写真提供：福岡市

福岡市東区は福岡市の中心部である博多駅エリアや天神エリアのベッドタウンとなっており、福岡市7区の中で最も人口が多い区です。
博多湾に面した雄大な自然の中には国営公園でもある海の中道海浜公園、金印発掘で歴史的にも有名な志賀島、2017年にリニューアルされた水族館「マリンワールド」など美しい自然やレジャー施設、史跡も多く存在しており、 国内外からも観光客を集め、都市機能と自然や歴史、文化がバランス良く融合された魅力的な地域です。
こういった地域背景を持つ福岡市東区には、近年マンションも続々と建設されていますので、これからマンションの売却や購入を検討されている方へ役立つ情報を紹介します。

福岡市東区のマンション価格動向

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福岡市東区は福岡市全体の人口の2割ほどを占め、毎年のように人口の増加が見られます。
前述しましたように都心ながら自然も広がる東区にはファミリー層が多いのはもちろんの事、九州産業大学や福岡女子大学、福岡工業大学、九州大学病院キャンパスなどの教育施設も多く、単身世帯が多いのも人口流入が続いている理由と言えます。

中古マンション

中古マンションは築年数や広さ、立地やマンションのグレードなどにもよりますが、全体的に手堅い傾向です。
2000年代築はもとより、1990年代築であっても、3LDK、4LDKが2000万円台の価格で販売されています。
20年、30年経過しても、購入時から大きく値下がりせず、資産価値が維持されている地域と言えます。
築5年程度のタワーマンションとなれば、中古マンションでも5000万円以上の価格で販売されるケースもあり、資産価値が保たれやすいのが特徴的です。
この要因としては、福岡市東区が福岡市内でも人気のベッドタウンであり、住みたいと思う方が多く、ファミリータイプのマンション需要が高いからです。
そして、築年数が経過しても、資産価値を下支えする、グレードの高い高品質なマンションが多く集まっているのも理由でしょう。
福岡市東区の魅力に気づいたマンションディベロッパーが、ハイグレードなマンションや、これまでの福岡市にはなかったようなタワーマンションを1棟、2棟と建設していくと、ほかのディベロッパーも競争に勝つためには品質を下げにくくなります。
結果として、人口が集中しやすいベッドタウンに、ハイグレードなマンションが集まり、価格を支えていると言えそうです。

新築マンション

新築マンションについては、福岡市営地下鉄箱崎線、西鉄貝塚線やJR鹿児島本線の駅から徒歩10分圏内の中層マンション、小学校近くなど子育てしやすい住宅街にある低層、中層マンションが、2LDK～4LDKで3,000万円台～5,000万円台が主流です。
また、官民一体プロジェクトとして福岡市東区の博多湾に建設された人工島「福岡アイランドシティ」に建つ超高層タワーマンションにいたっては、億ションも登場しています。

福岡市東区の住みやすさ

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住みやすさ、暮らしやすさはマンションを購入して、これから福岡市東区で新たな生活をスタートさせたい方にとってはもちろん、売却したい方にとっても重要なポイントです。
住みやすい地域は中古マンションの需要が高く、価格相場が維持されるため、買い手もつきやすく、早期売却も期待できるためです。
そこで、福岡市東区の住みやすさ、暮らしやすさを詳しく見ていきましょう。
交通面や買い物、子育てや教育、その他、生活に関連する項目をチェックしていきます。

交通面

鉄道ではJR、西鉄電車、福岡市営地下鉄の３路線が走ります。バス路線も充実しており、都市高速「香椎浜ランプ」「名島ランプ」を経由して天神エリアまで走る高速バスは普通運賃で乗車でき、本数も多く便利です。
また、福岡市営渡船が運航しており博多～志賀島航路では志賀島～博多が片道３０分、西戸崎～博多が片道１５分で運行しています。西戸崎エリアに建つのオーシャンビューの大型マンションから博多まで船で通勤される方もいらっしゃいます。
さらに、福岡市東区は福岡空港がある博多区と隣接しており、旅行や出張、県外への帰省などもしやすい場所といえるでしょう。

参考：福岡市営渡船「時刻表・運賃」https://www.city.fukuoka.lg.jp/kowan/kyakusen/hakata-port/hyo.html

買い物

ショッピングモールや家電量販店、ホームセンターなどをはじめ、各種商業施設や飲食店が豊富に建ち並びます。
駅を問わず、買い物には困らない場所が多く、どの地域のマンションに暮らす方も徒歩圏内にスーパーマーケットやコンビニエンスストアがあり便利です。
また、美容院の数も多いほか、不動産屋も目立ちます。
これは大学が多いこともあり、学生向けの賃貸マンションやアパートを仲介する不動産会社が集まっていることが理由の一つと言えます。

自然・公園

福岡市東区は住宅街でも、散歩に最適な公園や広場などが徒歩圏内にあり、海や山に囲まれ、自然を感じながら、ほどよく便利な都会に住めるという魅力があります。
また、日本有数の漁場である玄界灘に面したところに海の中道海浜公園やマリンワールド海の中道といったレジャースポットがあります。
2022年3月には国営公園である海の中道海浜公園の中に「パーク・ツーリズム」をテーマにした滞在型のレクレーション拠点がオープンしました。

＜海の中道海浜公園　光と風の広場　リニューアルオープンの特徴＞

●日本初、Park -PFI制度による国営公園の開業
●公園そのものが旅の目的地となる「パーク・ツーリズム」をテーマに、雄大な自然のなかで非日常を味わえるくつろぎ空間を創出し、公園を拠点に地域全体を楽しめる仕掛けを整備
●福岡都心から車で約25分、博多湾と玄界灘に囲まれた絶景のオーシャンビュー、福岡市街の夜景を楽しめるエリア
●“泊まれる公園”をコンセプトとする公園一体型宿泊施設「INN THE PARK」と巨大アスレチックタワー
●「シ―・ドラグーン」が九州初上陸！玄界灘海岸でのホーストレッキングやマリンスポーツなど自然を生かしたアクティビティも展開し、1日中遊びつくせるコンテンツを提供
●音楽の街としても知られる福岡にふさわしい、“音楽”をテーマにした様々なコンテンツやアーティスト支援プログラムを今後展開予定

引用元：PR TIMES「海の中道海浜公園 光と風の広場」がリニューアルオープン」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000016002.html

教育施設（大学）

福岡市東区には大学が集まっているのも、大きな特徴です。
九州産業大学、福岡工業大学、福岡女子大学、令和健康科学大学、九州大学病院キャンパス、サイバー大学福岡キャンパスがあり、学生も多く暮らしているため若者も多く活気があります。
福岡市東区のマンションはファミリー向けの需要が高く、中古マンションでも価格が維持されやすいと紹介しましたが、福岡市東区は単身世帯向けのお部屋では博多区や中央区と比較すると家賃は安く設定されています。
その理由は香椎エリアをはじめとした学生街に学生向けのマンションやアパートが多いからです。
学生も借りやすい家賃設定がなされているので、高級分譲マンションが多い立地でも、単身者向け賃貸住宅はお手頃の家賃に設定されています。
都心部に出やすく、空港からも近く、生活に便利で家賃も安いので、シングルの社会人にも人気がある街です。
学生時代、社会人を福岡市東区で過ごし暮らしやすさに満足し、家族を持ってからも福岡市東区で新築マンションや中古マンションを購入して暮らし続けたいと考える方も少なくありません。

子育て

福岡市では子育て支援施設として、子どもプラザを各区で運営しています。
福岡市東区には「東区香椎子どもプラザ」「東区三苫子どもプラザ」「東区東浜子どもプラザ」の３カ所があります。
利用料金は無料で、ハイハイする小さな赤ちゃんから小学校入学前の子どもと、その保護者が気軽に集まって自由に遊び過ごせる場所です。
スタッフによる読み聞かせ、子育て関連のセミナーが実施されることや、スタッフや集まったママたちと交流することで、子育ての不安や悩みが解消されると評判です。
また、アイランドシティには福岡市立こども病院もあるなど、安心して子育てできる環境も備わっています。

参考：福岡市「子どもプラザ」https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/c-shien/child/circles.html

珍しいゴミ収集

これからマンションを売ろうとしている福岡市東区で長く暮らしてきた方にとっては夜間のゴミ収集は当たり前かもしれません。
ですが、福岡市のように夜間にゴミ収集を行っている自治体は極めて稀です。
逆に、これからマンションを購入して福岡市外から引っ越してくる方にとっては、夜間のゴミ収集に驚かれることでしょう。
ゴミ出しといえば、朝に行う面倒な作業、通勤や通学前、家族を送り出すあわただしい時間の気ぜわしい作業と思っている方が多いはずです。
ですが、福岡市ではゴミ出しは日没から夜12時までに出すルールになっているのです。
仕事や大学から帰ってきた後にゴミを出すことができ、晩ご飯で出たゴミも朝まで待たずに捨てられます。
なぜ夜にゴミ収集車が回収に回るかといえば、人々のライフスタイルが夜型傾向にあるからといった単純な理由ではありません。
行政が考えた理由があります。
一般的に行われている朝のゴミ収集は、通勤のラッシュ時間と重なり、渋滞を助長することやゴミの収集効率が悪いことが一つです。
夜間に行えば渋滞を気にせず、スピーディーに回収が行えるうえ、地域の防犯パトロール的な役割も果たせます。
さらに、夜間は鳥の活動がほとんどないため、ゴミを荒らすカラスの被害を抑えることができるのです。
考えられているうえ、忙しい現代人のライフスタイルにもマッチした福岡市のゴミ収集スタイルは、東区だけではなく福岡市民全体の暮らしやすさを支えています。

福岡アイランドシティ

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福岡市東区には、九州エリアでも注目されている福岡アイランドシティがあります。
大型商業施設やオフィスからマンション、小中連携教育校や大学、病院などが集まった人工島で、海に囲まれ、豊かな緑にも囲まれ、24時間体制のタウンセキュリティなどの環境も整備された近未来都市のような場所です。
先にご紹介した超高層マンションの建設ラッシュも、福岡アイランドシティをメインに展開されています。
商業施設にミュージカル劇場、ホテルや会議場などを備えたアイランドアイ、体験学習施設や国際交流庭園、こどもの広場などを備えたアイランドシティ中央公園もあり、レジャースポットやビジネスの場としても活用されています。
福岡アイランドシティの新築マンションを狙う方、まだ築年数の浅い中古マンションが出るのを狙っている方、福岡市東区内のほかのマンションからの住み替えを希望している方も少なくありません。
参考：福岡市　港湾空港局　アイランドシティ事業部　事業管理課「PICK UP！アイランドシティ」https://island-city-miryoku.city.fukuoka.lg.jp/

外国人比率も高い

福岡市は西の玄関口と言われることやアジアへの玄関口と言われることが多く、特に中国人観光客や買い物客で賑わいを見せます。
コロナ禍前の事になりますが、福岡市東区は高級志向の強い中国人居住者が増加していることでも知られており、中国人居住者の比率は福岡市内ではトップクラスと言われています。
オーシャンビューの高級マンションを中心に中国の富裕層クラスが住んでいる場合や、いわゆる中国マネーでマンション投資を行っているケースも少なくありません。
中国人投資家は長く保有してインカムゲインを得るよりは、値上がりが期待できる億ションなどを購入し、短期間で売ってキャピタルゲインを得る方法を採るケースも多いです。
福岡市東区のマンションの特徴として、資金豊富な中国人からの需要もあるという点も見逃せません。

マンションを売却したい場合の注意点

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福岡市東区に限りませんが、 住み替えや売却代金をなんらかの用途に充てたい場合、どうしても売り急ぎをしてしまい、安くしか売れないことも多いです。
新築マンションの購入契約をした場合や戸建ての建築を行う場合など、完成予定までに余裕がある場合は、引っ越すタイミングまでに売れるよう早めに売る準備を始めましょう。
また、例えば子どもが大学に進学する資金を作るために別荘を売却したいといった場合なども、早めに動き出すことができます。
急な住み替えが必要になった場合や、すぐに現金に換えたい場合には、実績豊富な不動産会社を選び、少しでも相場に近い価格で売却できるようにしましょう。

困った時は買取を

売りたいタイミングで売るスムーズな方法は買取です。
買取は、市場価格より安くなるからと嫌厭される方も多いですが、業者が買主になるため、間に仲介業者は入りませんので仲介手数料をカットできます。
また、好きなタイミングで早期に売れるので時間を買うことができます。
早期に売却が実現でき、すぐに資金が手に入るため、それを必要な用途に充てることや運用して増やすことも可能です。
期待できる市場価格より、買取価格が安いとしてもメリットは多いです。

まとめ

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福岡市東区は福岡市でも人気のベッドタウンで、市内では最も人口も多く、少子高齢化の現在でも人口流入が続いています。
マンション需要も高く、超高層タワーマンションの建設をはじめ、売りに出されている中古マンションは築年数が経過しても大きく値下がりしていません。
資産価値が維持される傾向が見られ、売りたい方には有利な地域といえるでしょう。

最後までお読みいただき有難うございました。