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築年数別のリフォーム費用の目安は?知っておくと安心です!

2022.03.03


マンションは、築年数が経つにつれて修理が必要な箇所が出てきます。
特に、中古マンションを購入する際はそのまま何もしていない状態で売りに出している場合も多いため、しっかりとチェックしておかないと住んでから大変です。 築年数が数十年経っているという場合は、故障する前や壊れる前にリフォームを行っておくと安心です。
こちらでは、築年数別のリフォーム費用を中心に解説していきます。

何年経ったらどこをリフォームするといい?

自宅についている食洗器やお風呂の設備などを見ると、だいたい耐用年数が10年になっています。 新築の場合には全てが新しい状態ですが、あっという間に10年は過ぎていくので気が付かないうちに耐用年数が過ぎることもあるのです。 ほかにも、5年程度で劣化が気になるものもあり、早いうちからリフォームを検討しても良いものもあります。 ここからは、築年数ごとのリフォーム費用について見ていきましょう。

築年数が5年前後の場合

大方、見た目が新しく設備の耐用年数にも満たない頃ですので、リフォームしなければいけない箇所はそんなに多くありません。 汚れが目立ってきたらクリーニングする程度でも、だいぶきれいになり、新築の頃のような状態にできるでしょう。 和室があり畳があれば、劣化していると気になるかもしれないので表替えすると良いでしょう。 クリーニングを頼んだ場合7万円程度、畳の表替えで3万円程度が目安になります。

築年数が10年前後の場合

徐々にクロスに線が入り、剥げてくる部分が出てきます。 新築の時と比べて劣化が目立ってきたら、10年前後の交換が目安となります。 まだなんとか気にならない程度であれば、もう少し様子を見ても大丈夫です。 また、利用頻度が高い温水洗浄便座も突然壊れてしまう前に交換しておきましょう。 マンションは修繕費を別途支払っているためかかりませんが、一戸建ての場合は家の中だけでなく外側のリフォームも必要です。 特に外壁塗装や屋根の劣化が目立つ頃ですので、リフォームがプラスでかかります。 クロス交換で42万円程度、温水洗浄便座で5万円程度、外壁塗装で75万円程度、屋根の修理は10万円程度が目安になります。 ほかにも、さまざまな機器の耐用年数が10年で切れるものが多いため、新しいものと交換することも考えておきましょう。

築年数が15年前後の場合

築15年前後ともなれば、お風呂や洗面所なども調子が悪くなってくる頃です。 機能なども耐用年数が元々10年になっているため、全体的に故障なども増えてきます。 お風呂の交換をする場合は65万円程度、洗面所を交換する場合は10万円程度かかります。 ほかにも、給湯器も耐用年数を超えるので、いつ壊れてもおかしくない状態です。 給湯器の場合は交換に15万円程度かかります。

築年数が20年前後の場合

築年数が20年になる頃には、普段利用する大きな部屋のリフォームが必要となってきます。 特にリビングのフローリングも傷み始めますし、キッチンもガタがくる頃です。 キッチンの中にある食洗器や換気扇部分などは耐用年数が10年になっているケースがほとんどですので、こちらは20年待たずに早めに点検や交換をしてもらいましょう。 キッチンの工事には60万円程度、トイレを全体的に交換すると10万円程度、フローリング工事には45万円程度かかります。

築年数の目安でリフォームを行っていない場合

ここまでは築年数ごとのリフォームを紹介してきましたが、築年数15年目までに、本来5年目10年目に行わなければいけないリフォームをしていなかった場合、後からすべてやろうとすると一気に費用がかかります。 築年数が10年目のうちにメンテナンスをしておけば、次の15年目の出費も一気に支払わなくてもよくなります。 費用も結構な金額がかかってしまうため、少しずつメンテナンスをしておきましょう。

25年目以降もリフォームを繰り返す



新しく取り付けた設備やクロス、お風呂や洗面所など、リフォームしてからまた10年や15年経った頃には新しくしなければなりません。 故障してから直すこともできますが、快適に使えるうちに寿命が近づいてきたら新しくしたほうが安心して毎日使えるでしょう。 新築でマンションを購入する際に結構な金額がかかるため大変ですが、買ったら終わりではありません。 リフォームとしての費用を考えておきながら、積み立てをしておくと安心です。

中古マンションを購入する時のリフォーム代

新築マンションを購入したのではなく、元々築20年の中古マンションを購入することもあるでしょう。 たとえば、築20年の住宅であれば、ほとんどリフォームされていないマンションを購入する場合、築5年から15年でしておかなければならないこともしなければなりません。 そのため、費用もトータルで約260万円前後からそれ以上かかります。 どこをどのようにリフォームするかにもよりますので、その方によってはもっと費用がかかってしまうかもしれません。

築年数別で中古マンションを購入した場合の費用の目安

もし築年数が5年前後の比較的新しい中古マンションの場合は、トータルでかかるリフォーム代も10万円程度で済みます。 しかし、築年数が上がっていくごとに、ほとんどリフォームされていない中古マンションは金額が上がっていきます。 部屋数や大きさでも費用は変わってきますが、築10年前後の場合は約60万円、築年数が15年の場合は約150万円、築年数が20年前後では約260万円かかるのです。 築年数が25年以上ともなると、約330万円はかかると思っていたほうが良いでしょう。 前に住んでいた方がこまめにリフォームしている場合は、これよりも費用が安く済む可能性もあります。

そんなにリフォームの費用が払えないと思ったらどうする?



古くなっている箇所は修繕して使わなければいけないとわかっていても、リフォームの費用が払えない場合もあるでしょう。 予算も限られていて、どうにかその中でやり繰りをしなければいけない方もいるかもしれません。 リフォーム代が払えないと感じたら、どう決めたら良いのでしょうか。

本当に壊れそうな箇所だけ行う

自宅が古くなってきた場合も中古マンションを新たに購入した場合でも、リフォーム代を削るのであればすでに使い物にならなさそうな箇所をとりあえず行っておきましょう。 ほとんどの設備やお風呂、洗面所なども問題なければ、無理にすべてを行わなくても大丈夫です。

自分のこだわりの順位を決める

中古マンションの場合キッチンがあまりにも古く使いにくいと感じ、どうしてもここだけは新しくしたいなど、自分の中でこだわりが出てくるものです。 お金をほとんど使わないと決めてもこだわっている部分まで考えを曲げてしまうと、住み始めてから「やっぱりあの時やっておけば良かった・・・」という気持ちになってしまいます。 自分のこだわりはどこかを決め、その中でも譲れない部分は妥協せずに行いましょう。

セルフリフォームできそうな部分は自分でやる

すべてをリフォーム会社に頼んでしまうと、その分のマージンが発生してしまいます。 さらに、頼んだ業者がさまざまな下請け会社を利用する場合、そこに発注するためのマージンがかかり結果費用が上がってしまいます。 自分で気に入った設備を用意し、手間を省いて設置だけを頼むことも可能です。 ただ、自宅に付けられるかどうかはわからないため、設備が設置できるものかどうかは事前に確認しておきましょう。

設備にこだわり過ぎない

設備はこだわって機能が良いもの、おしゃれなものにしたいと思うと高くなってしまいます。 リフォームのお金はほとんどなくても最低限行いたい時には、設備の機能もシンプルなものにしましょう。 たとえば、キッチンの場合、今は食洗器が付いたものも多いのですが、実際今まで自分で茶碗を洗っていても問題なければ使わなくても生活できるでしょう。 忙しくてどうしても洗い物の時間が取れないなど食洗器にこだわりたいのであれば付けたほうが良いですが、あってもなくても良いのであれば無くしてシンプルな設備がおすすめです。 素材なども安価でありながら長持ちするようなものもありますので、上手に選んでリフォームしましょう。

リフォームの業者選びのコツ



こちらに載せているリフォームの費用はあくまで目安となり、どこの業者を選ぶかで大きく変わる場合もあります。 少しでも多く費用を取りたいと思っている業者もありますので、その場合、ほかに頼むよりも高くなります。 普段はあまり利用しないリフォーム業者だからこそ、どこが良いのかわかりにくいでしょう。 こちらでは選び方のコツについて紹介していきます。

口コミや評判をチェックする

業者のサイトだけでなく、実際に利用した人のコメントが見られるようなサイトも閲覧して口コミをチェックしましょう。 ほかにも、友人や知人にリフォームの話をして、どの業者を利用してどうだったのか聞いてみると安心です。 一戸建てやマンションを購入した経験がある人に尋ねれば、中にはリフォームをした人がいるでしょう。 友人や知人であれば、詳しくお世辞抜きの感想を教えてくれます。

どの程度実績があり信頼されているか

新しい業者が悪いとは限りませんが、そもそも情報も少なく正直どんなリフォームをしてくれるのかわかりません。 どの程度実績があるのか、創業から何年続いているのかもチェックします。 長くリフォーム会社として続いている会社は、それなりに信用を得ています。 さらに、実績を見るためにも業者がどのようなリフォームを行ってきたのか、目で見て確認しましょう。 マンションのリフォームの場合は、集合住宅の経験があるかも見ておくと安心です。

保証が充実しているかどうか

マンションを購入する時も高い買い物ですが、リフォームも結構なコストがかかります。 特に築年数が増えれば増える程、かかる金額も大きいです。 せっかく高い金額を支払ったにもかかわらず、不備やすぐに故障があったら困ります。 万が一の場合でも保証があれば、その中で直してもらえます。

近い場所の業者を選ぶ

保証とも関係がありますが、リフォームをしてもらった後に何もないとは限りません。 その場合、また業者に来てもらい、状態を見てもらわなければいけないのです。 早く来てほしいという時、近い場所の業者であればすぐに来てもらいやすくなります。 結構な距離があると、見てもらうまでにも時間がかかってしまうため避けたほうが良いでしょう。

まとめ



築年数別のリフォーム費用について見てきましたが、年数が経てば経つほどリフォームが必要な箇所も多く高くなってしまいます。 新築から住んでいる家であれば、こまめにリフォームを行っておくと良いでしょう。 中古マンションの場合は前に住んでいる方の手入れ次第でもありますが、最初から結構な金額がかかってしまうと思っておくと後から焦らずに済みます。 費用が高いと感じた場合は、優先順位を決めて頼みましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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