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マンションの駐車場について、3つの種類ごとのメリットは?代金やトラブルなど確認すべき点も解説

2021.11.01


自動車免許を取得している人のうち77%が車を所有しています。車は日常生活に欠かせないものになっている人がほとんどなので、マンションを選ぶ際、駐車場の有無が関係する人が多いのが現状です。
マンションの駐車場には種類があり、メリットや料金が異なるため自分の車に合った駐車場が完備されたマンションを選ぶと困りません。今回は、マンションの駐車場のタイプや金額、制限など詳しく解説します。

マンションの駐車場には3種類あるって本当?

 

 

マンションの駐車場は全部で3種類あり、形状や駐車方法、使用料金など様々です。 これから一つずつどのような駐車場かを説明します。

マンションの駐車場の種類①平面駐車場

平面駐車場は広い土地があればコストをかけずに設置できる駐車場です。マンションの駐車場の中で平面駐車場のタイプが一番多く存在します。
ほとんどの場合、1台分の駐車スペースは普通車を停めることができるサイズ2.5m×5.0mとなっていますが、中には軽自動車専用の2.0m×4.0mの駐車場が設けられていることもあるので、普通車以上の大きさの車を所有している場合は注意が必要です。 また、3種類の駐車場の中で最も駐車しやすく、場所によっての差が少ない駐車場になりますが、都心になるほど確保が難しくなります。

マンションの駐車場の種類②自走タイプの立体駐車場

自走式立体駐車場は自分で運転しながら斜面を昇ったり降りたりするタイプです。広い土地がなくても高さを持たせ、台数を確保できる立体駐車場になります。また、階高制限があり「車高2.0m以下」などと指定されている場合があるので、車高を知っておく必要があります。
土地に対して多数の車を停めることができるので、100部屋以上あるマンションや土地が狭い都会のマンション、大型商業施設で設置されています。

マンションの駐車場の種類③機械タイプの立体駐車場

機械式立体駐車場は区画に車を停めた後、機械で車を入庫するタイプの立体駐車場です。駐車場を管理する側からすると最もコストがかかります。
また機械式立体駐車場は5種類ありタイプによって利用方法も違うため、駐車のしやすさや利用頻度、機械の操作ができるかなど、後先のことも考えて決めることが大事です。

 

機械式立体駐車場 内容
地上二段式 上下の台に1台ずつ駐車するタイプで上段の車を出す際は下段の車を移動させる必要がある
ピット二段式 上下の台に1台ずつ駐車するタイプで上下共に停めることができるので下段の車を移動させる必要がない
昇降横行式 車を台に載せ上下左右に動かすタイプ
垂直循環方式 車が載っている台を建物内で回転させることで出入口まで台を移動する。出入口は1階にあることが多い。他に比べると機械音が大きい
エレベーター方式 車が載った台のある部屋が上下左右に動きながら車を運ぶ。出入口は1階にあることが多い。他に比べると機械音が小さい。複雑な構造をしているので細かな点検が必要

マンションの駐車・3つの種類ごとのメリットとデメリット

マンションの駐車場の3種類のタイプは金額が異なる場合が多く、月額使用料を重視している場合、かかる費用だけで決めがちですが、それぞれメリットとデメリットがあるので費用だけで決めず、自分の車にとってどれが最適かを視野に置いて決めることがオススメです。ここでは、メリットとデメリットをご紹介します。

①平面駐車場のメリットとデメリット
メリット デメリット
車高を気にしなくていい 日焼けしやすく風雨で汚れやすい
駐車に時間がかからない いたずらや盗難の被害に遭いやすい
スムーズに出し入れできる 天候が悪いと乗り降りが大変
解放感がある 土地が広いマンションにしかない
②自走タイプの立体駐車場のメリットとデメリット
メリット デメリット
日焼けしにくく風雨で汚れにくい(屋上以外) 車幅や車高を気にしなくてはいけない場合がある
雨や雪の日でも乗り降りが楽にできる 停める場所に行くのに時間がかかる
機械式に比べて出し入れがスムーズ いたずらや盗難の被害に遭いやすい
出し入れ時の操作の待ち時間が少ない 設置費、メンテナンス代が高くかかる
平面駐車場より効率よく停めることができる 特にカーブでは対向車に注意が必要
災害時の避難場所として活用できる 操作不適事故を起こすと大惨事になる
③機械タイプの立体駐車場のメリットとデメリット
メリット デメリット
日焼けやしにくく風雨で汚れにくい 車高、車幅、車長制限がある
狭い土地でもたくさんの車を停めることができる 設置費、メンテナンス代が高くかかる
いたずらや盗難の被害に遭いにくい 機械が故障すると車が出し入れできなくなる
他車にぶつけられる心配がない 駐車するのに時間がかかる

マンションの駐車場は修繕積立金に影響?使用契約の効力失効も

 

 

機械式の駐車場の場合、機械代や電気代などを含め駐車場以外のコストがかかります。 また、機械の調子が悪くなった場合、修復するのに修繕費もかかるため更に費用がかかることになり管理組合の経費だけでは賄えなくなるのです。 そこで、修繕積立金から修繕費などを捻出する為、通常よりも修繕積立金が高くなる傾向がありますので注意しましょう。

 

専有部分が賃貸であれば使用契約の効力は失効してしまう

マンションを購入すれば駐車場がついて来ると思っている場合もありますが、実はマンションに空きがあったとしても駐車場は空いていないことがあります。マンションに設置してある駐車場の数は部屋の数と同じ数設けるように市町村区から指導されているのですが、都会になると土地が狭いため100%確保することが難しくなり、割合は下がります。

 

分譲でも使用契約の効力が失効するケースも

分譲方式の駐車場では使用している区分を管理組合に伝えず、勝手に第三者に駐車場として貸し、駐車場使用契約を結ぶと失効するケースもあります。

 

第三者に貸す場合は一度管理組合に返却する必要がある

引っ越しや転勤などで駐車場を利用することがなくなり、第三者に貸すことになった場合は一度、駐車場を管理組合に返却する必要があります。 そして、管理組合の規約に基づき、借りる本人と管理組合との間で駐車場使用契約を結ぶことが必要です。

マンションを購入する前に注意したいこと

大事なのはマンションと駐車場がセットになっていると思わないことです。マンションを決定する前に必ず確認する必要があります。

マンションの駐車場がいっぱいで空きがないケースも
新築マンションの場合 中古マンションの場合
希望者が駐車場の数より多い場合、抽選になり、一部屋に1台の場合が多い 既に満車の場合があるので、内覧時に空きやキャンセル待ちがあるか確認する必要がある

どちらの場合であっても、駐車場が無かった時のために近隣駐車場を調べておくと便利です。

マンションの駐車場の契約方式は2種類ある

分譲マンションの駐車場は「分譲方式」と「賃貸方式」の2種類があります。しかし「分譲方式」を採用しているマンションは少なく、ほとんどが「賃貸方式」です。

分譲方式と賃貸方式の違い

「分譲方式」は駐車場の利用料を払わなくていい代わりに、駐車場区分の固定資産税や購入代金、登記費用を払う必要があるため一度の出費が多くなります。
一方、「賃貸方式」の場合はマンションを買ったからと言って駐車場まで買ったことになるわけではなく、駐車場をみんなが使える共用部分として管理組合が運用、管理した上で、利用者に貸し、使用料を払ってもらう形になるので一度に大きな費用の負担がかからないと言うわけです。

一戸につき一台と限定されているケースも

駐車場完備のマンションでも土地の関係上、一住戸につき駐車できる車の台数は一台しか確保できない所が殆どです。複数台、車を所有している場合はマンションを選ぶ際に確認しておくことが必要です。

マンションの駐車場が埋まらないことで困る問題とは?

車での移動が不可欠な地方とは違い、都会では車を持つと維持費がかかる点、交通機関に困らない点から車離れが進んでいます。 そのため、マンションの駐車場に空きが生じる場合があり、管理者にとって利益にならないため一区画の賃貸料を上げざるをえない状況になりかねません。

管理費や修繕積立金がいくらかアップする可能性がある

借りた人が納める駐車場の使用料は管理組合の収益として駐車場の修繕積立金や管理費として使用されますが、空き駐車場が増えると収益が減り充分なお金が集まらず修繕や管理の費用が足りない状態になります。 3種類の駐車場の中でも特に、機械式立体駐車場の場合はメンテナンスにかかる費用が高いので維持が不可能になってしまう恐れもあり、どうしても一区画の駐車場代の賃貸料が高くなってしまう場合があります。

駐車場を第三者に貸すと課税対象になる可能性がある

管理組合に入っていない人に駐車場を貸した場合、全区画の収入が課税対象になる場合があります。例えば、管理組合が収益不足をなくす目的で使用者を募集し、駐車場の外部使用を行っている場合は、その部分だけが対象になります。
しかし、積極的に募集を行わず外部者からの申し出によって臨時的、または短期的に外部使用した場合は独立した事業とは言えないので収益事業に該当しません。

マンションの駐車場でのトラブルを防ぐ方法とは?

 

 

マンションの駐車場内のトラブルで一番多いのが無断駐車で、間違って停めている場合と故意に停めている場合があります。防止対策としては駐車場のブロックに名前を書いたりネームプレートを作ったりすることが最善の方法です。来客用の駐車スペースを設けることで被害を防げる場合もあります。
次に多いのが機械トラブルです。どうしても機械は予期せぬトラブルを引き起こしてしまいがちで、センサーが感知せず修理が終わるまで車が移動できません。 また、少ないとは言え大惨事になりかねないのが車上荒らしです。車にバッグを積んでいてお金を盗まれたとか、子供を連れ去られた事例もあり、車だけの問題では済みません。 対策としては、センサーライトや防犯ブザー、防犯カメラを設置することや防犯カメラ作動中と注意喚起するポスターの掲示などがあります。
どちらの場合でも、まずはマンションの管理組合や管理会社に連絡することが大切です。

部屋の間取りや内装だけでなく駐車場のことも考慮

マンションに引っ越すとなると一番気になるのはもちろん部屋の間取りや内装ではないでしょうか。しかし、車を持っている場合、駐車場があるかないか、車を停めることは可能かなどを把握しておかないと、もしかすると車を停める場所が近くにないなんてことになりかねません。車の幅、高さなどを確認した上で停めることが可能かを調べておく必要があります。

駐車場の空き状況・優先順位・台数などの確認

マンションを決めたら必ず駐車場の空き状況を確認することが不可欠です。新築マンションの場合、優先順位があるのか抽選で決まるのかなどを知っておくことが大事ですが、どうしても駐車場が必要な場合の対策として「専用駐車場つき1階の部屋」か「駐車場優先権付き部屋」を検討してください。
また、中古マンションの場合も内覧時に確認が不可欠です。中古マンションの場合は新築マンションに比べて駐車場に空きがない場合が多いので、キャンセル待ちや確保できる順番など確認してください。

車のサイズ制限について知っておく

まず自分の車の大きさを知り駐車場のサイズに合っているかを知る必要があります。各クラスの平均的な車両サイズをまとめました。

  長さ 高さ
軽自動車 3.4m 1.48m 1.65m
小型車 4.5m 1.68m 1.5m
中型車 4.8m 1.7m 1.5m
ワンボックス 4.8m 1.7m 2.0m
大型車 5.2m 1.87m 1.5m

このことから大型車でもドアの開け閉めに余裕があるようにするには幅3.0m×長さ5.5m程が必要になります。
平面駐車場や自走式駐車場は、ほとんど制限なく停めることができますが、機械式立体駐車場の場合は幅1.85m、高さ1.55m以内が平均的なので、大型車は不可能な場合が多いです。

近隣の駐車場代の相場がいくらなのか確認

駐車場代は地域によってかなり異なり、月額3000円~5万円までと幅が広く、土地の価格が高ければその分、駐車場代も高くなります。 また、屋根付きや設備が新しい程高くなるケースもあるので、条件ばかりに注目すると金額的にかなり膨らんでしまうのです。

区分所有や契約などを知っておく

マンションの駐車場は区分所有者全員の共有部分になり、これを駐車場使用契約に基づき使用することで駐車場使用料が発生し毎月管理組合へ納めることになりますが、そのような規定を守っていないマンションがあるのが事実です。 特に、最近できたマンションではなく数十年経っているマンションは注意が必要で、気付かず購入してしまう場合があるのです。ここでは、3種類の事例と共にご紹介します。

1.敷地が分割されていた
●マンションの敷地内であるにも関わらず駐車場が全く別の土地になっていた
●駐車場の敷地を区画割りし、一つ一つの土地を区分として所有者に販売した

2.駐車場の権利が販売された
●駐車場の権利を特定の住戸に付随する永久の権利として販売した

3.駐車場が登記された
●屋内の駐車場でも一定の条件を満たせば区分所有権の対象として登記することができ、登記した後で壁で仕切られた駐車場を一つ一つ販売した
●マンションの1階または地下の駐車場全体が区分登記され、マンションの区分所有者ではない第三者が所有していた

無断駐車やはみ出し駐車などのトラブル時の対処法を知っておく

無断駐車やはみ出し駐車のトラブルに巻き込まれた場合の対処法は、まず管理会社に連絡することです。管理会社の業務の中に住民間のトラブルに対応することも含まれていて今までの経験や知識を基に責任を持って対処してくれます。

まとめ

 

 

駐車場が必ず必要な場合、空きがあるとすぐにマンション購入を決めてしまいがちですが、本当に自分の車や生活スタイルに合っているかを検討した上で購入することが成功への近道です。
また、マンションと駐車場は別物と考えた方がいいですが、生活して行く上で一番大事なのは生活できるかどうかです。不便な駐車場は嫌ですが、駐車場代が跳ね上がるとマンション選びが振り出しに戻ってしまうことにもなり兼ねません。 そうならないための効率的な選び方は「駐車場代+維持費+マンション代」で考えることがオススメです。無駄なく後悔しないために知識を蓄え、慎重に行動しましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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