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ヴィンテージマンションとは?入居者の特徴や投資目線で徹底解説!

2021.01.05


今、ヴィンテージマンションと呼ばれる物件が注目を集めています。ヴィンテージマンションとはどんな物件なのか、投資目的で狙う際のメリット、デメリット、注意点などを詳しく解説いたします。

そもそもヴィンテージマンションとは?



近年注目されているヴィンテージマンションとは、細かな定義があるわけではありませんが、首都圏などでも高級住宅地やターミナル駅近くに立地していること、マンションのデザインが個性的で優れていること、そして築年数が経っていても、資産価値が下がらず維持されている、価値が高いマンションのことを指します。
「由緒ある、古くて価値がある」という意味がある言葉である、”ヴィンテージ”にふさわしい、年数を重ねるほど魅力を増すマンションなのです。
一般的には、マンションに限らず建物は、新築で売り出された時がもっともピークで、それからは価値が下がる一方です。しかし、ヴィンテージマンションは、資産価値はほとんど変化することがない、もしくは、新築時と比べると、よりプレミアの価値が付加されている物件もあります。

ヴィンテージマンションの購入・入居者層の特徴

ヴィンテージマンションは、大都市の中でも、立地が抜群に良く、裕福な層が好んで暮らしているエリアに、ほとんどが建てられています。たとえば、東京であれば、港区や渋谷区、世田谷区など、どこからでもアクセスが良く、今も昔も変わらない人気のエリアにヴィンテージマンションが集中しています。
ヴィンテージマンションは、いわゆるバブルと呼ばれる時期に建築された物件が多いことも特徴です。新築当初から居住している方たちは、富裕層で構成されています。
また、マンション自体に深い愛着や、誇りを持っている方が多いのも、ヴィンテージマンションならではの傾向です。そして、マンションの管理体制が行き届いているので、住民によって、質が良いコミュニティが作られています。
ヴィンテージマンションは、そのエリアにおいてシンボル的な存在であり、知名度が高いため、そのマンションを購入したり、暮らすことは、ある意味ステータスともなっているのです。 

ヴィンテージマンションを選ぶ際の注意点



ヴィンテージマンションの中でも、購入したい、暮らしたいと思えるマンションを選ぶ際には、いくつか注意ポイントがあります。それぞれについて詳しく解説いたします

立地

築年数が古くても、価値が変わらないマンションを選ぶためには、何十年経っても、高いネームバリューを誇っているエリアに立地している物件を選ぶようにしましょう。立地が良いマンションは需要が非常に高いので、価値が下がりにくい傾向にあります。
具体的には新しいエリアではなく、古い歴史を有していたり、近くに流行の最先端を行く話題のショップが立ち並んでいるような、全国的に知名度があるようなエリアのマンションがおすすめです。

管理面

立地の良さや、ヴィンテージマンションならではのデザイン性の高さだけではなく、暮らすことを考えて選ぶのであれば、やはりマンションとしての居住性は看過することはできません。中でも、もっとも重視する必要があるのは、耐震性です。
1981年6月に耐震基準が大きく改正され、震度6、7の大きな地震でも崩壊しないことが求められるようになりました。1981年5月以前の建物は、震度5程度に耐えられることが基準となっており、「旧耐震」と呼ばれています。
そのため、1981年6月より以前に「建築確認済証」が交付されたマンションは、新しい耐震基準に沿っていない可能性があります。新しい基準で耐震診断が行われているかどうか、どのような耐震補強工事が行われているか等の確認は必要です。
また、断熱性や遮音性のチェックも大切です。断熱材が入っているかどうか、外壁などの大規模修繕が何度行われているか等の履歴も確認をしておきましょう。 エントランスホールや廊下などの共用部分や、周辺の清掃状況、設備のメンテナンスなど、管理が隅々まで行き届いているかも重要です。
部屋を購入し、リノベーションを考慮している場合には、工事が可能かどうか、どんな工事ができるかどうか等、管理規約のチェックをすることも欠かせません。

家賃相場は高め

ヴィンテージマンションは、東京の人気エリアですと、坪300万円以上の価値がある物件を指すことが多いです。価格が高い分、当然家賃も高めに設定されています。中には、敢えて家賃を下げないようにすることで、住民の質が保たれ、結果的にマンション自体の価値を保っているヴィンテージマンションもあります。
ヴィンテージマンションは家賃が高くても、需要も大変多いことから、賃貸に出しても希望者が途切れることもなく、空室になる心配は少ないと言えます。

投資目線でヴィンテージマンションを狙うメリット



投資としてヴィンテージマンションを購入するメリットはいくつかあります。
ヴィンテージマンションは、どれも個性的なデザインを有しています。たとえば昭和のレトロスタイルであったり、ヨーロッパ調であったり、アジアンテイストも取り入れていたり、色合いが目を引いたり、自然を感じられる中庭がある等、さまざまです。
どの物件もオリジナリティにあふれており、そのエリアだけではなく、全国的にも知られているマンションもあります。そのため、ヴィンテージマンションにあこがれ、暮らしたいと思っている入居希望者も多いので、賃貸に出しても借り手が決まらず、収入がなくなるという心配が無いのが大きなメリットです。
また、ヴィンテージマンションは、家賃が高いこともステータスのひとつとされています。そのため、安定した家賃収入を得る事ができます。
前述しましたように、ヴィンテージマンションは通常のマンションと比べて、築年数が経っても資産価値は変わりにくいです。それだけでなく、価格が上がることもあります。購入価格よりも高く売って、売却益によるキャピタルゲイン(資産価値の上昇による利益、購入価格と売却価格の差による収益)を狙うことも可能なのです。

投資目線でヴィンテージマンションを狙うデメリット

不動産投資を目的としてヴィンテージマンションを狙うことには、もちろんデメリットも存在します。
ヴィンテージマンションの資産価値は変わらないということは、購入価格も当然高くなります。月々の住宅ローンの負担が大きいだけでなく、築年数が経っている物件ですので、維持管理費なども高いことが多いです。 さらに、建物自体の構造に問題が見つかった場合や、定期的に行われる大規模修繕工事と重なると、修繕積立金とは別に、別途修繕費の負担が必要となることがあるリスクを考慮する必要があるのがデメリットです。
ヴィンテージマンションは、新しいマンションと比べると、水回りの設備が老朽化していたり、使い勝手が良くなかったり、暮らしづらいといったケースもあります。購入すると、入居者向けに大がかりなリノベーション工事が必要となることもあります。
さらに、ヴィンテージマンションは、物件の数自体がそれほど多くない上に、人気が高いため、売却物件数も非常に少ないこともデメリットのひとつといえます。 気に入った物件があり、購入をしようと思っていても、空き物件がまったく出ないこともよくあります。一般的な投資向けのマンションを購入するよりも、広く情報収集を行うようにしましょう。

まとめ



長い年月を経た今もなお、需要が高く、資産価値が衰えることがないヴィンテージマンションは、投資目的として購入することも魅力的です。ヴィンテージマンションならではのメリットとデメリットを踏まえた上で、購入を検討するようにしましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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