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独身者がマンションを購入する際のメリットとは?

2020.11.03

近年、独身者でマンションを購入する方も増えてきました。独身者がマンションを購入する際のメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。デメリットや気を付けるべき点もご紹介いたします。



独身者でマンションを購入する際のメリット

独身でマンションを購入する場合、考えられるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。男性、女性それぞれのケースでご紹介いたします。

男性の場合のメリット

マンションを購入して所有することは、住むだけでなく賃貸に出すなどして資産運用ができるというメリットがあります。もし将来的に結婚して、一戸建てや別のマンションを購入する事になったとしても、購入したマンションを運用することで、ローン返済が楽になるというメリットがあります。
また、マンションを購入しローンを組む際に加入することになる「団体信用生命保険」は、生命保険となりますので、保険料の節約にもつながります。

女性の場合のメリット

女性の1人暮らしにとってマンションを購入することは、安心して暮らせることが大きなメリットです。 分譲マンションは、賃貸用のマンションやアパートと比べてセキュリティの設備が何重にもなっているところが多いです。たとえば、エントランスのオートロック機能や、不在でも荷物を置いてもらえる宅配BOX、玄関の鍵が2つあるダブルロック、複製が難しくピッキング防止となるディンプルキー等、充実した設備面に加えて、管理会社が管理を行っています。
また、防犯カメラが設置されていたり、マンションによっては管理人が常駐したり、警備会社と契約するなど、1人暮らしの女性にとって安心して暮らせる環境が整っています。
また、賃貸であれば、ずっと家賃を払い続けるのみで、どんなに長く住んでも自分のものにはなりませんが、マンションを購入すると、自分の資産となります。 賃貸で好きなところに暮らす生活も若いころは問題なくても、高齢になると、1人暮らしだと審査に通らなくなる事や、家賃の負担も大きくなります。ローンを返済すれば家賃の心配は不要で住み続けられることが、もう一つのメリットと言えるでしょう。
それから、家事のしやすさも大きなポイントです。分譲マンションはキッチンなど最新の設備が備え付けられていることが多いです。さらに近年ディスポーザーが導入されているマンションも増えてきました。ディスポーザーがあれば、生ごみを簡単に処理できるため、衛生的に暮らすことができます。

独身でマンションを購入する際のデメリット



メリットの一方、独身でマンションを購入するデメリットもあります。こちらも男性、女性別にご紹介いたします。

男性の場合のデメリット

独身でずっと住むつもりでいても、結婚や転職、遠方への転勤など、ライフスタイルが大きく変わることによって、ずっと住むつもりだったマンションに住めなくなる可能性があります。賃貸の場合は気軽に住み替えが可能ですが、分譲マンションの場合は売却したくても、買い手がつかないこともあるのがデメリットといえます。

女性の場合のデメリット

マンション購入の場合は、ほとんどの人が住宅ローンを組むことになります。また、既婚者であれば共稼ぎで、2人でローンを返すこともできますが、独身の場合は1人ですべて抱え込むことになります。
会社の業績不振などで給与が減る事や、何らかの事情で仕事を続けられなくなると、ローン破綻をしてしまう可能性があるのがデメリットです。

独身でマンション購入!その後のよくある後悔ポイント



独身でマンションを購入したものの後悔した、という声も耳にすることがあります。マンション購入でよくある公開ポイントをご紹介いたします。

分譲マンションは家賃が不要ですが、複数の世帯が入居して暮らす共同住宅ですので、管理費の支払いは必要です。また、賃貸と違い、固定資産税も発生します。そして、将来修繕をすることを見越した修繕積立金も別途支払う必要があります。
資金の計画を立てる際に、これらの費用を見過ごしていると、購入後負担となってきます。また、管理費や維持費はずっと一定ではなく、値上げされることもあります。
築年数がある程度経過しているマンションの場合は、大規模修繕をする際には積立金だけではまかなえず、1戸あたり数十万円単位で臨時の負担金が必要になることもあります。予定外の出費がかさみ、家計を圧迫するなどして、払えなくなってしまうリスクもあります。
また、投資用として購入をしたマンションの場合、入居者が入らなかったり、退去後空室状態が続いたり、家賃を下げることで賃貸収入が思うように入らず、ローンのみ払い続ける可能性もあります。さらに、リフォーム費用や、設備の修理費用などはすべて持ち主の負担となります。
ライフスタイルの変化によって、マンションを手放さざるを得なくなるケースもあります。ずっと独身のつもりで、1人暮らし用のマンションを購入したものの、ご縁に恵まれ結婚をすることや、転職などでライフスタイルが変わることで、手放さざるを得ないこともあります。その際、売却をしようとしても、なかなか売却できない場合や、資産価値が予想よりも下がり、マイナスになることもあるのです。

独身でマンション購入する際の注意点



独身でマンションの購入を検討する際に、気を付けておくべきポイントについて詳しくご説明いたします。

・将来売却する可能性を考えて物件を選定する

独身でマンションを購入する場合、自分1人で住むためであっても、将来的に事情が変わり、売却をする可能性を考えて、売れやすい物件を選ぶようにしましょう。
都市部ですと人気のエリアで、駅からすぐのマンションですと、築年数がある程度経過していても値崩れしづらい傾向にあります。


・賃貸に出しやすい物件を選ぶ

単身用のコンパクトなマンションは売却しづらい事を見越して、賃貸に出すことを考えて物件を選ぶことも大切です。また、自分の生活に必要な間取りより1部屋多いマンションを選ぶようにすると、将来結婚をして一緒に暮らすことも可能です。


・購入前に安全面の環境を入念に調べる

マンションを購入した後になって、会社に通いづらい、買い物ができる店舗が少ない、周辺道路などの音がうるさい等、環境面で後悔することのないように、前もってチェックをしておきましょう。昼と夜、時間帯や曜日が変わると、ガラッと雰囲気が変わることもありますので、いろいろな時間に実際に自分の足で周辺を歩いて見てみることも大事です。
特に女性の場合は、セキュリティ面のチェックも怠らないようにしましょう。夜1人で歩くことに危険を感じないか、設備面で不安な点がないか等も併せてチェックしておくことがおすすめです。


まとめ:結局マンションは購入する方がいいの?賃貸の方がいいの?



長い目で見ると、住宅ローンが低金利となっていることや、資産としての価値があることを鑑みると、マンションを購入することは、ずっと賃貸料を払っているよりも、独身者にとって老後の安心をもたらし、人生を充実させることができます。
結婚など、将来的にライフスタイルが変わることも見越して、しっかりと対策を練り、無理のない資産計画を立てた上で、納得のゆく物件を購入しましょう。

最後までお読みいただき有難うございました。

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