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福岡の中古マンション売買時に知っておきたいポイントを解説します

2022.04.11


これからも大きな発展が見込まれる福岡県では中古マンションのニーズが大変高く、取引が活発に行われています。福岡における中古マンションの取引相場や人気のエリア、マンション需要が高い理由、今後考えられるマンション販売の動向などについて、詳しく解説していきます。

福岡のマンション売買にはどんな特徴がある?

福岡の街はコンパクトシティとして有名です。様々な施設がコンパクトにまとまって配置されており、その利便性の高さは多くの方に支持されています。そのため人口は増加傾向で、不動産の需要が高まっています。一方で新築マンションの品薄状態が続いたため、中古マンションへのニーズが高くなっています。

資産価値の高い福岡中古マンションとは

マンションの資産価値を決定する要因にはいくつかありますが、主に立地条件、築年数、住み心地の3つと言われています。
そのなかでも、とくに資産価値に最も影響があるのが、マンションが建っている立地条件です。福岡市の場合では、福岡市の交通の中心となっている博多駅を有する博多エリア、そして商業の中心地である天神エリアに近接している場所が人気で、中古マンションの価値が高くなっています。
また最近では、福岡空港に近い場所にある中古マンションの価値が上がっています。福岡空港に近いエリアは、空港へのアクセスはもちろんのこと、福岡市営地下鉄空港線を使えば、直通で博多駅までは6分、そして天神駅までは11分ほどで行くことができます。利便性の良さが人気の理由となっています。

中古マンション売買のニーズが高い福岡市



県庁所在地である福岡市は、人口が多いことから中古マンションの売買に対するニーズがとても高い街です。福岡市の中でも資産価値が高いのはどういったエリアにあるマンションなのか、3つの視点から見ていきましょう。

通勤に便利

コンパクトにまとまっている福岡市の中でも、ビルや官公庁などのオフィスが多いエリアに近い場所、通勤しやすい場所は中古マンションのニーズが高い状態となっています。 福岡市では、オフィスは博多区や中央区などに集まっています。どこへ行くにも便利である福岡市営地下鉄の沿線や、西鉄電車沿線、JR沿線のエリアは、通勤に便利なので人気です。

交通の便が良い

福岡市は、地下鉄や私鉄電車、JRといった一次交通だけでなく、二次交通と言われる路線バスが非常に充実しており、市民の足として定着しています。さらに徒歩や自転車など、さまざまな交通手段を選べることも大きな特徴です。 福岡市の中心部となる天神エリアや博多エリアへ1本で行くことができる利便性が高い場所にニーズが集まっています。
また、通勤や家庭の事情などによって、自家用車の使用が不可欠という方にとっては、インターチェンジなどが近い郊外に位置し、自家用車を使って生活するのに便利なエリアにもニーズが多くあります。

人気のある学校が近い

子どもを持つファミリー層にとっては、学校がたくさんある福岡市の中でも、通わせたい学区にあるか、通学しやすい環境かどうか、子どもにとっての教育環境が充実しているかどうかというポイントを非常に重視する傾向にあります。 評判の良いと言われている小学校や中学校の学区内にある物件や、人気がある学校に近いこと、もしくは通学をするのに便利なエリアに人気が集まっています。

【面積・築年数別】福岡市マンション売買相場

2019年の調査におけ、福岡市のマンション売買相場を面積と築年数別に見ていきましょう。
マンションの面積が25㎡の場合ですと、新築の相場は1900万円、築10年で1600万円、築20年で1300万円、築30年960万円となっています。
面積が50㎡の場合、新築の相場は3700万円、築10年で3100万円、築20年で2500万円、築30年1900万円となっています。
面積が70㎡ですと、新築の相場は5200万円、築10年で4400万円、築20年で3500万円、築30年2700万円となっています。
そして面積が80㎡では、新築の相場は6000万円、築10年で5000万円、築20年で4000万円、築30年3100万円となっています。

【行政区別】マンション売買相場

国土交通省の2020年第四半期におこなわれた、中古マンション1㎡あたりの平均取引総額を行政区ごとの調査によると、福岡の行政区で売買相場は、もっとも高いエリアが早良区で約42万円/㎡です。
次に高いエリアは、博多区でおおよそ41万円/㎡、3番目に高いエリアが中央区で約40万円/㎡となっています。福岡県全体の平均は、約30万円/㎡となっているため、かなり高い水準にあると言えます。

福岡中古マンション売買時の注意点



中古マンションの売買を検討する場合には、気を付けなければならないポイントがあります。売却時と購入時、それぞれの注意点について詳しく解説をいたします。

中古マンション売却時は価格設定に注意

中古マンションを売却するときには、価格の設定に気を付ける必要があります。売却の際に、できるだけ高く売りたいという気持ちが強いあまり、高すぎる価格を付けてしまうと、購入希望者が見つからず売れ残りとなり、そして結果的に値下げせざるを得ない状況になることもあります。
また同じようなタイミングで、同じマンション、同じような間取りの部屋が売り出されていると、競合してしまい希望通りの値段で売れない、ということもあります。 一社の査定が満足な金額であっても、必ず複数の不動産会社に査定を依頼して、適切な価格を知るようにしましょう。

中古マンション購入時はお金のトラブルに注意

中古マンションを購入する際に多いのが、金銭面におけるトラブルです。マンションの購入を検討することになったら、購入価格ばかりについ目が行ってしまいがちです。
しかし実際に購入することになって手続きを進めていくと、実は物件価格以外だけでなく諸費用や税金、保険など、いろいろな出費がかさんでくることになります。 物件や状況などによっても変わってきますが、物件そのものの価格以外に、おおよそ価格の5%から10%ほどの出費があると考えておいた方が良いと言われています。
たとえば2,000万円の中古マンションを購入することが決定したら、100万円から200万円ほどを別に用意しておく必要があります。 まず、契約に際しかかる大きな費用となるのが不動産会社に支払う仲介手数料です。購入した物件価格×3%程度の金額に消費税がかかります。その他にも、印紙税や手付金の支払いが必要となります。
そして引き渡しの時には、登記手続きや住宅ローンの抵当権に関する設定費用、引っ越し費用、火災保険料などが必要となります。
また、購入したマンションのリフォーム、リノベーション工事を行う場合や、家具、調度品やインテリアなどを新たに揃えることになったら、さらに出費がかかることになります。 中古マンションを購入するときには、こういった諸費用がかかることも考慮した上で、すべて含めた資金計画を立てることで、トラブルを防止することができます。

不明な点があったら信頼できる会社に相談

売買の際に注意すべきポイントをあらかじめ知っておくことで、思わぬトラブルに遭うことを回避することができます。 不明な点は放置せず、信頼できる不動産会社に早めに相談をするのがおすすめです。

まとめ



福岡県では福岡市の中古マンションのニーズがとても高く、取引が活発に行われています。福岡市の中古マンションの中でも人気のエリアや、ニーズ、売買時に気を付けたいポイントをあらかじめ知っておきましょう。また、信頼できる不動産会社に相談をすることで、納得のいく価格で取引をすることができます。

最後までお読みいただき有難うございました。

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