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セルフリノベーションってなに?実際にマンションでのやり方を解説
2021.10.26「自分の力で家作りを手掛けてみたい!」「マンションでもセルフリノベーションってできるの?」といった興味を抱いている方は少なくありません。当記事では、マンションでのセルフリノベーションのやり方について詳しくご紹介します。この記事を読むことで、初心者でもセルフリノベーションを行うことができる知識が身に付けられるでしょう。
セルフリノベーションについて詳しく知ろう
「そもそもセルフリノベーションとは?」と疑問をもっている方も多いでしょう。ここでは、セルフリノベーションの概要や、初心者が最初にできることについて詳しくご紹介します。
セルフリノベーションってなに?
セルフリノベーションとは、設計・施工から仕上げ作業までを自分の力で実施することを指します。つまり、大工や内装業者の方々に依頼することなく、自らの力でリノベーションを行うことをセルフリノベーションといいます。
リノベーションは大きく3つの工程に分類することが可能です。間取り・デザイン等の「設計工程」、建築材料を調達・加工・組立等の「施工工程」、塗装・タイル貼り等の「仕上げ工程」の3種類です。なお、セルフリノベーションでは、予算・時間などの都合に合わせて、一部を業者に依頼してリノベーションしてもらうこともできます。
初心者はどこから行えばいいの?
セルフリノベーションについて理解できたとしても、初心者の場合、何から手をつければいいかわからない方も少なくありません。ここでは、初心者でも簡単にできるセルフリノベーションができる場所について詳しくご紹介します。
▷ドアや棚などの塗装
ドアや棚などのセルフリノベーションは初心者でも簡単に行うことができます。作業期間は数日程度で、費用は2万円~程度です。ドアや棚などを塗装する際には下地を塗ることが重要です。下地にはシーラーと呼ばれる透明な液体を塗り、シーラーが乾いたら塗料を塗ります。
▷壁や天井などの塗装
壁や天井などの塗装も容易にセルフリノベーションすることが可能です。作業に要する期間は、早ければ数日程度です。しかし、作業が終わった後も乾くまでは時間がかかるので、塗装した場所に触れないように注意する必要があります。費用は塗料の種類によって異なりますが、1万円~程度です。比較的コストが低いことから初心者でも手が出しやすいといえるでしょう。
▷床やフローリングの重ね張り
床やフローリングの中で、初心者でもセルフリノベーションが簡単にできるのが、新しいフローリング材を重ね張りする作業です。作業期間は数日程度で、費用は床の面積や素材によって異なりますが、4.5万円~程度です。張り替えの場合、床・フローリングを一度剥がして、張り替えなければならないため、ゴミやくずが多く出てしまうことがデメリットといえます。しかし、重ね張りの場合は廃材が出ず、面倒な作業も少ないため、おすすめです。例えば、マンションの場合、二重床にすることで、落下音・衝撃音などが響きにくくなるため、騒音トラブルを防ぐことができます。
マンションでセルフリノベーションを行う前にすること
初心者でもセルフリノベーションできる部分があることは理解できたでしょうか。ここでは、マンションでセルフリノベーションを実施する前にすべきことについて詳しく紹介します。
リノベーション可能かどうか確認する
そもそもリノベーションが可能な物件かどうか事前に確認することが重要です。賃貸マンションでは、退去する際には元の状態に戻すのが一般的です。そのため、大規模なリノベーションを行うのは難しいといえます。また、リノベーション可能な物件の場合でも、床の遮音等級など、制限がある物件もあります。したがって、事前にリノベーション可能な物件かどうかや、改装できる範囲について管理会社に確認することが大切といえます。
材料費以外にも廃棄物処理費が必要
予算についても事前に検討しておくことは重要です。リノベーションする際にかかる主な費用は「材料費」と「廃棄物処理費」です。廃棄物処理費があることを知らないでリノベーションを開始してしまう方も少なくないので注意する必要があります。
廃棄物処理費とは、リノベーション後に生じるゴミや瓦礫などの廃棄物を処理するための費用を指します。自治体によってルールは違いますが、通常ゴミとして処理してもらえないことが多いでしょう。自身で処理場に持っていくか、業者に引き取ってもらうか選択する必要があります。どちらの場合でも、数万円程度の費用がかかるため、廃棄物処理費があることを頭に入れておくことは重要です。
マンションでセルフリノベーションを行うメリット・デメリット
ここでは、マンションでセルフリノベーションをするメリット・デメリットについて詳しく紹介します。
メリット
まずは、メリットについて3点に分けて解説します。
▷物件を選ぶ選択肢が増える
物件選びの幅が広くなることがメリットとして挙げられます。例えば、中古のマンションをリノベーションする場合、立地・構造からマンションを選択することができます。一方、リノベーションをしない場合、既存の完成された物件から選択する必要があり、選択肢は少なくなるでしょう。
▷自分が好きなように設計できる
自分が好きなような作りに設計できるのも、マンションでセルフリノベーションを行うメリットといえます。例えば、中古マンションでは、万人受けしそうな、一般的でシンプルな造りとなっていることが多いです。しかし、中古マンションをセルフリノベーションすることで、自分好みに作り変えることができるため、自分らしさを出すことができます。
▷新築のマンションを購入するより格安になる
当たり前のことですが、新築マンションを購入するよりも、中古マンションを購入するほうが費用は安く済みます。また、中古マンションをセルフリノベーションすることで、新築同様の雰囲気を出すことも可能です。
デメリット
次に、デメリットについても3つ挙げて解説します。
▷実際に住むまで時間がかかる
実際に住み始めるまでに時間を要することがデメリットとして挙げられます。新築マンションを購入するときと比較して、リノベーション施工の時間が生じることが理由です。そのため、リノベーションの相談は早めに行いましょう。
▷中古マンションの場合は耐久性が不安
中古マンションの場合は、築年数が長い物件も多くあります。老朽化の観点から、耐久性に不安がある方も少なくないでしょう。そのため、事前に不動産会社や専門家に相談することがおすすめです。
▷ローンで金利が高くなる場合がある
中古マンションを購入する際に加入するローンは、新築マンションを購入するよりも敷居が高く、金利が高くなる可能性もあるので注意が必要です。
マンションでのセルフリノベーションの進め方
ここでは、マンションでセルフリノベーションをする際の進め方について詳しく紹介します。
リノベーションに制限がかかっていないか管理規約を確認する
まずリノベーションに制限がないか確認することが重要です。マンションには管理規約が存在します。そのため、持ち家だとしてもリノベーションに制限がかかっている場合もあります。また、マンションに住む方々の共有部分に該当する玄関・バルコニーなどは、基本的にリノベーションすることはできません。
セルフリノベーションの計画を立てる
管理規約が確認できたら、セルフリノベーションを行う際に、どのようなイメージにしたいのか計画を立てることが重要です。例えば、壁紙を塗装する際には、壁の面積分の材料が必要となります。施工工程の際に材料不足もしくは材料過多にならないように、できる限り配慮が必要です。
セルフリノベーションするために必要な準備を行う
計画ができたら、セルフリノベーションをするために必要な道具などを準備することが大切です。施工を実施する場所ではない部分が汚れないようにするために、事前に検討しておくことも重要です。後に「汚れを落とす」という無駄な作業が発生しないように気を付けましょう。
実際にセルフリノベーションを行う
計画・準備が完了したら、実際にセルフリノベーションを行いましょう。計画した通りに上手くいかないこともありますが、それがセルフリノベーションの醍醐味ともいえるでしょう。試行錯誤してリノベーションすることで、愛着が湧く家を作り出すことができます。
まとめ
近年では、家での時間を重要視する方が増加しているため、セルフリノベーションが注目されています。もちろん自分でできる範囲とできない範囲があります。しかし、セルフリノベーションを行うことで家に愛着が湧いたという声も多数あります。セルフリノベーションに興味をもった方は、できる範囲でまず取り組んでみることをおすすめします。
最後までお読みいただき有難うございました。